高杜 一榮の世界

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モノローグ(姓名判断教室)

20210526水曜日

先日おかしな事件があった。某所から電話があり「あなたが入院し医療費を払った際の金額の一部が返還されるシステムがあり、早急に手続きをしてください」というので、その指示に従って必要書類を準備し、某銀行に出向いて指示通り電話をしたのだ。だがその銀行で待っていても何事も起こらず、結局無駄足だった。それでそのまま放置しているとしばらくして、数週間後にまた同じような文言で怪しげな勧誘があった。返還される金額が数万であったので、またその気になったがその後知人から電話があり、世間話から最近こういうことがあったんです、と述べると「それは詐欺です」と言われた。詐欺?と言われても高額ではなく、たった二万か三万の金額にそのような複雑な指示を出すのだろうか?と首を傾げた。なにしろその指示が、複雑でかなり手続きが簡単ではなかったので、内心何故詐欺なのにもっと簡単明瞭ではなかったのか、今でも不思議に思っている。電話の人に「何だか複雑で難しい」と述べると「そうでしょうか?九十歳の人ができてあなたにできないわけがないですよ」と言われた。それもそうでしょうが、あれほど手続きが複雑でヘンテコなのは詐欺としては不親切かも。しかし世の中どこかおかしい空気に溢れているようだ。コロナ騒動もからんで、世の中そうした理解不能な詐欺が自然発生するのだろうか?今でも「厚生省からの」とか「サポートコールセンター」「六桁の番号が必要」「再発行手続き」などの文言が脳裏に収まったままだ。ともあれ詐欺の被害者としては、落ちこぼれであったということだ。正直笑えないが、年を取ったわたしには、脳の老化を鮮明に感じた一幕だった。
2021年05月26日 04:43