高杜 一榮の世界

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024s

モノローグ

20201120金曜日

コロナのせいで不況というか、極めて色の濃い不景気になりつつある。それが新聞やテレビで感じられる。皆まだまどろみの中にいて、直に鮮やかに感じるわけではない。そのうち大規模の倒産があちらこちらに発生し、「エツ!あの大企業がまさか!」と愕然とするようなできごとがあるのではないか?だが自身が大企業のトップでもなく、莫大な資産を抱えて、その維持に四苦八苦しているわけではないので、幾分軽い。だから大企業の倒産が軒並みになってから味わう血まみれの恐怖などは全く想像できない。つまり今度の大規模の災難はかつてなかったような危機に見舞われるというような予想をしていても大袈裟ではないのかもしれない。それはかつて昔の人々が味わった悲劇、例えば広島の原爆投下後の悲惨な光景や戦争が終わった後の焼け野原に等しい光景があると思っていた方が打撃が少ないかもしれない。なにしろわたしたちの時代は平和の中に楽して暮らしていたので、昔の人々の味わった地獄の苦しみを知らない。そういえば父が戦後挿絵の仕事がないので、横浜まで出かけて米国軍艦の来航で、降りてくるアメリカ人に「似顔絵描きます」と英語もろくに話せないのに身振りで似顔絵を描きドルを稼いだなどの話は知る人ぞ知るという逸話になるのだろう。だが今度のコロナ不況はどういう光景を見せてくれるのだろうか?ともあれ政治家ではないので、それほど小さい頭を悩ませることはないのだが、気になる。コロナ不況が終わるまで贅沢は敵だ(いつか戦前の人が良く口にした言葉)、と思うしかない。極めて古めかしい言葉で朝から失礼。
2020年11月20日 07:57