高杜 一榮の世界

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024s

モノローグ

20201119木曜日

30年前から死ぬまでに一度自作の映画を製作したい、と思っていた。何故このような野望を抱いたかと言えば、その当時インドのサタジット・レイ監督の映画を観た時に、映画ってそれほど大層なテーマは必要ではなく、日々の日常から淡々と描いた作品でも評価されるのか、と感じたためだ。そのため死ぬ前に一度絶対成功させると思って、すでに30年以上過ぎた。百歳まで生きなければ実現は難しいと感じ始めている。だが映画は自動炊飯器のように材料ぶち込んで待てば完成するわけではないのを、ようやくわかり始めた。とにかく映画を製作するには一億が必要になる。その資金を作るための作業を始めなければならないが大体にものぐさの傾向にあるので、「資金がなくても完成させられる映画を考える」という壮大で愚かな発想を抱いていている。クラウドファンディングというのがあるが、何故かあそこで実現をさせるという発想にはならない。多分博打と等しいと思っているためだ。だがわたしは「蚕の旅 ナポレオン三世と家茂」という自身の著書の映画化を目指している。そのためのステップをまだ見つけていない。ともあれ八方に自作品の映画化の情報を拡大しなければならない。まず希望自体を熱く燃え立たせなければならないと思っている。願えばいつか叶うという囁きが聞こえる。
2020年11月19日 07:56