高杜 一榮の世界

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モノローグ

20200801土曜日

最近テレビでメロン農家が盗難に遭った事件を報道していた。メロン農家のその被害の深刻さを知った。それによるとメロン農家ではある日の朝、メロン畑を見てまわっていたところ、その日に出荷予定だったメロンがすっかり刈り取られていて、一つも残っておらず、盗難に遭った、と気付いた。翌朝に出荷予定なのに、昨日確かめていた見事なメロンがなっていたのには突然のことなのでショックが強かった。メロンの匂いが充満していたが、微かに匂いが残っていただけ。「すっかり盗まれてしまいました」農家のご夫婦は落胆して、声もでない有様だった。「ほんとに酷い」犯人はその朝に出荷と分かって早朝にメロンを盗みにきたらしい。その様子をテレビ画面で見て、わたしはまるでその農家の夫婦を実の兄夫婦かのように思いやって、本当にご苦労なさったんだろう、と気の毒になった。そしてメロン泥棒に対して怒りを燃やして、コノヤローという気分が頂点になり、あまりにも怒りが激しかったので、今からそのメロン泥棒を捕まえるために、その農家を調べて訪ねてみようか、と本気で思った。「自分が明け方に行って見張っていて、メロン泥棒を見つけたら取り押さえてやりたい」とまで思ってしまった。それほど真剣にメロン泥棒に本気で怒ってしまった。ほとんど漫画チックな気分の高揚だが、実際本気でメロン農家を助けたいと思った。メロンが大好きだとか、そういう理由で怒っていたわけではない。まともに本気でメロン泥棒に怒りを抱き、メロン農家の損害を悲しく思った。どうか二度と起こらないように対策を立て、頑張っていただきたいと思っている。しかしながら画家とか物書きとかの職業よりも、実際に野菜や果物を栽培している農家の方々の苦労はパソコンの仕事とはかなりの落差のあるお仕事でその分苦労が半端ではないのをやっと今になって分かった。自身が怒りを抱いたために、そのご苦労が身にしみて理解できたと思う。
 
2020年08月01日 20:31