高杜 一榮の世界

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モノローグ

20200725土曜日

週刊新潮の7月30日増大号のエッセイでゲラゲラ笑ってしまった。それまでゲラゲラ笑ったことがなかったので、珍しい出来事だった。今回は北方健三氏のエッセイで笑い転げた。鮑を海岸かどこかで見つけた北方氏は、鮑を蛸が丸ごと抱え込み(多分人間が襲うときに窒息させるようなやり方、おそらく顔全部を抱き込んだらしい)ムシャムシャ食べてしまったのを見てしまった。北方氏は自身も鮑を食したいと願い、市場で買い入れて持ち帰ったのだそう。ところが家に帰ると容器の中の鮑は一つもなく、図々しくも蛸がふんぞり返っていた。それで蛸が犯人だ、と気づいた。自分が買ってきた鮑を蛸が食ったとようやく判断したのだった。北方氏のお母さまは「お前は蛸よりも頭が悪い」と述べられたという。良くぞ息子にそういうことを言ったものだ、と思えたが自分の息子が、自身が食べたいと思っていた鮑を食卓にのせるまで、注意せず、蛸に食べられたのに対し怒りを抱けばそういう言葉になるだろうとは思える。しかしわたしは大体貝類は蛤をはじめ大体好きではない。だから怒りを抱かないかもしれない。鮑を食べられなかったのは非常に残念だが、新鮮な魚介類には様々な注意が必要らしい。魚は好きだが蛤や鮑などの類はそれほど好きではないが北方氏の逸話は非常に印象深かった。
 
2020年07月25日 15:28