高杜 一榮の世界

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モノローグ

20200610水曜日

自分の家にはエアコンがない。敢えて冷房なしの暮らしになっている。というのは二十代の頃会社のエアコンの強い冷気によって冷房病になってしまったためだ。当時普通の家庭でもまだ冷房が普及していない頃で毎日会社で冷房を浴びていたら、体調が悪くなりクリニックに行き薬を貰った。どのような薬を貰ったのか覚えてない。それでようやく治ったのだが、それ以来冷房を浴びない暮らしを好んでいる。老齢になっても冷房なしで平気で暮らしているので誰にも理解されない。ただ冷房に慣れるとロクなことにならないのを体感したわたしは未だに家には冷房を付ける意志なし。もし外で冷房を浴びたら体調が悪くなるので気をつけている。どうなるか、といえばだるくなったり、ぐったり疲れたりする。冷えていないところで過ごすと治る。冷房嫌いになって特に気に入っているのは、冷房が人間に悪い影響があるというのを体感できたこと。気軽に文明の利器を過信しない方が良いのを肌が知っている。多分自分の体の自衛本能だ、と解釈している。デパートや喫茶店では冷房を少し感じたらすぐ出ることにしている。むしろ暑い時に、寒いところにいて肌を甘やかすことを避けている。冷房を持たないで暮らせるのは素晴らしことと思っている。わたしの熱中症対策は簡単。まず冷蔵庫に冷たいタオルを置いておく。暑くてたまらない時は、そのタオルを首に巻いて過ごす。そのタオルが温くなったら、洗ってまた絞って冷蔵庫にしまっておく。それがわたしの冷房なんです。この方式にしたら、エアコンもいらない。もっとも冷房の部屋で違和感なく過ごせたら、体調に異常がなければ、エアコンを使うようになるかも。しかしおそらく身体の感性がすでにエアコンなしに慣れているので、そうならないと思える。今年で冷房なし生活は四十年になる。おそらくこのまま死ぬまでです。どうぞよろしく。

2020年06月10日 08:15