高杜 一榮の世界

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モノローグ

20191229日曜日

最近猫を飼っているのでペットフードを買いに行く。PFの種類も豊富で乾いたPFペースト状のPFなど多数。それを毎日飽きないように交互に選んで与えている。名前はナツキ。なぜナツキとつけたかといえば、ある日遠くからやってきたような猫が家の前の塀の上に歩いていた。すぐ台所から食べられそうな魚の缶詰を出し、中身を皿に入れ、出してあげた。するとお腹が空いていたらしく全部食べた。翌日もまた来て、同じように出してあげた。するとペロッと残さず食べた。三回目に来たときは両足でわたしの肩を抱くようにした。それが「これからもよろしくお願いします」の挨拶だった。わたしにすぐ懐いたのでナツキと名付けた。毎日PFを考えているうちにスーパーのペット用品売り場に行き、買い物をするようになった。ナツキはだが習慣がある。なにしろPFを食べ終わると必ずといってよいほどすぐ外にでてゆく。それでいつくるか、いつくるかとわたしは待つようになった。その習慣が気になったので「お前は食べたらすぐ外にでてゆくね」とちょっと怒った様な顔で言ったら、次に来たときに、帰るときにわたしの頬にチューをしてくれた。猫もちゃんと話せばよくわかるのだ、と理解した。最近では話しかけることにしている。「ナツキ、お前はわたしと一緒にずっと暮らすんだよ。お前はわたしの相棒だよ」「死ぬ時も一緒だよ」と言うと驚いた顔でわたしを茫然と見つめていた。あの眼に恐怖感が混じっていなかったとはいえなかった。猫でも人間の気持ちを理解するのだ、と最近は思っている。今では人生の相棒になったナツキは今日もわたしのそばで爆睡している。

 
2019年12月29日 09:57