高杜 一榮の世界

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モノローグ

20191214土曜日

最近の出来事といえば、地方のあるところの土地のことでトラブルになっている。それというのも母が昔(大体七十年前ぐらい)買った土地なので、簡単に手放せない気分でいた。そういえば兄も土地を買う趣味があった。家族の趣味は似るらしく、わたしも以前伊豆の土地を買った。だが、その土地を活かすことも出来ず年月が経過し、おそらく自分が亡くなるときは誰も興味を持たず現地に行く気もないかもしれない。大体土地というのは、若くして興味を持って情熱を抱いてそれを活かす工夫をしなければ何もならない。問題の土地は現在ジャングルのような土地なのだが去年から知人が畑にして使っていた。無料で土地を貸していたのだがそのまま放置したら使用している人の土地になりかねない。土地に興味があったのは若い時で、現在車の免許も返納したので見に行くことも簡単にできない。というわけで人生の「お荷物」となっている。あの土地で兄は陶芸の窯を築いていたし、なおかつ夏には泊まれるほどの小屋をこさえていた。思い出はたくさんある。知人の外国人に案内したら、キャンプ暮らしをするから、貸してといわれ、貸したこともあった。考えてみたら一番最適なのはキャンプ暮らしである。しかしこうも無精になってくると、キャンプや山登りもあまりしなくなっている。考えてみるとすべて若い時にやれるべきものは目一杯やっておけばよかったと、思う今日この頃になっている。だが人生百年時代だから、ある日覚醒して動き出すかもしれない。一度は映画製作を夢にみたのだから何でも手放さず常に夢を追い続けることが最善だと思える。問題の土地のそばには警察の射撃場や大型温泉施設、そして大学まで出来ている。だがわたしの土地はそれほど離れていないのにジャングル状態。しかし畑にしてくれているのは良いが、どうやら畑にすると自分の物という感覚が芽生えるらしい。その「芽生え」がトラブルの原因になるようだ。しかし「芽生え」は無断借用とは別な次元なので、誰も怒れない。兄が「あそこは貸さないで売らないで取っておきなさい」と指示したように、そうするしかない。土地は愚かな者が買うものではない。肝にも心臓にも、言い聞かせておく。
2019年12月14日 18:05