高杜 一榮の世界

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モノローグ

20190122火曜日

人生で始めて捻挫を経験した。自室でふと奇妙な動きをしていたようだ。ギクと音はしなかったが、突然経験したことのない痛みを感じ、左足の付け根がおかしい。まともに歩けない。二階に住んでいるので階段を降りる時にぎこちない。上がる時にも痛い。右足を出し、一歩進み、また右足を出し、一歩進むという具合。両足を交互に動かす歩き方が出来なくなった。そのようなわけで口内炎を患っていた時と同じような独特のグレーと黒の斑の檻の中に閉じ込められている。ある意味小さな不幸を頂戴しているようなもので、神に一応感謝しなければならない。そういえば最近運動不足らしい。不思議なことに日曜日になると、NHkでは短歌と俳句の番組の間に体操の番組がある。短歌は作らないが、ただ観るだけ。俳句も観るだけ。そのうち、一句捻るつもり。その番組を両方観るため「日曜のみ」よんどころなく、体操をすることになっている。その体操がないと運動らしいことはほとんどしていない。そういえば昔某ジムに通っていた時期があった。その施設にはプールもあり、かなり運動ができる環境だった。だがそこはジムに入会して会費を払っていなければ体操もできない。あの当時はなかなか優雅な暮らしをしていたものだ、と今思う。稼ぎの良い配偶者に恵まれ、豊かな生活をしていたのを感じる。当時はマンションを三箇所も持っていた。ある意味経済的観念の大幅に外れた暮らしをしていたのかもしれない。今思うと二度と味わえないほど贅沢をしていた、と思う。毛皮のコートを三着も買った。当時六本木でワインを頼み三人で六万払うような夜もあった。しかしその後マンションをすべて手放し、紆余曲折もあり、現在独身で猫一匹との暮らし。毛皮のコートは今はない。そういうものに興味がなくなったのだ。しかしあのような暮らしはもう味わえないが、そういう暮らしを味わいたいとは全く思わなくなった。グルメと言う言葉があるが、自身はグルメではない。その上グルメに狂う人びとを「もっと別なことに関心を抱いたらいかが?」と思う。美味しい料理を造るのは好きだが、あの店が美味しいとみれば必死になって食べに行くグルメ狂いの人が多いし店の前に列を造って並ぶ。短気のわたしは並ぶのが嫌い。テレビではグルメ番組が多い。それは悪くはない。だが人生にはグルメで人生を狂うとロクなことにならない。グルメもアル中も同類項とはいわないがそう思える時もある。酒に狂うのも食に凝るのも同じ程度に人生が狂うと思える。グルメもほどほど。アルコールも程々が良い。

2019年01月22日 09:53