20160201月曜日
今朝パンを焼いていて、すっかり忘れ、真っ黒に焦がした。慌てて表面を包丁でガシガシとそぎ落とした。そういえば、以前絶対失敗しない、大丈夫と思って大事にしていたサボテンを枯らしてしまったことがあったのだが、あの時自分のせいでサボテンを枯らしたと思い、サボテンにごめんなさいと、両手をついて謝罪した。サボテンは枯れたまま惨めな姿で何もいわない。あのときを思い出し、焦がしたトーストの表面をそぎ落としてまた言った。「ごめんなさい」と。サボテンもパンも謝って済む問題ではない。これが火事で死なせたわが子だったとしたら、本当に「ごめんなさい」の一言では済まないはず。今朝人生の中ではじめて、謝ることの難しさをパン一枚を前にして感じた。焦げたパン一枚で生き方を反省した。
2016年02月01日 06:50