高杜 一榮の世界

WELCOME TO TAKAMORI COLLECTION

主な著作

電子本「ふまじめなエメラルド」

六本木で山羊を飼っていた両親の元で暮らした六歳ぐらいの頃、二つほど下のアメリカ人パイロットの娘のジミリューとの出逢いと突然の別れを体験。今思い出すと本当に素晴らしいひとときだったと思える。自身の語学癖ともいえる習慣を身につけられたのはジミリューとの出逢いが契機となっている。アメリカのどこかにまだ生きていると思われるジミリューに出来れば逢いたい、と思っている。十四までの思い出は明るいが、十四歳以降別居した両親の家を不本意に往復して成長した頃は暗かった。この作品は自叙伝のようなものだが一部フィクションも入っている。この作品を書きながら常に嫌いだった父(後に父の死に遭い、滂沱の涙)ならびに愛してくれた母を鮮やかに思い出していた。朝早くからジミリューに「アケテヨー」と雨戸を叩かれ、茶舞台で家族と一緒に朝食を食べたジミリュウとの少女時代の童話のような思い出。映画化の夢をこの作品で実現したい。 発行元は(株)ボイジャー。題名「ふまじめなエメラルド」で検索をお願いいたします。

「マッカーサーの眼の中に」

電子本「マッカーサーの眼の中に」
マッカーサーがヘレン・ミアーズの書いた「アメリカの鏡:日本」を発禁本にしたという情報がありミアーズは信じられない思いであった。マッカーサーはフィリピンで日本軍と戦い、敗れた。だがマッカーサーは「敗北した」とは言わず、常にどの戦いでも「勝利した」と嘘を言っていた。そのようなマッカーサー元帥の元で不本意ながら戦後東京で働くことになったミアーズは、彼の振る舞いやそのほか様々な面にため息をつく。一番気になったのは、何であったのか?戦後アメリカと日本の関係を研究し、アメリカで日本に関する記事を書いた唯一のアメリカ人である彼女は日本学の専門家と見なされていた。GHQの中ではあまり話す機会のなかった二人が、日本にとっては重大な面で敵対することになる。アメリカ人の中では一番の日本の理解者である彼女がマッカーサーと争ったテーマが宣教師招聘と日本人への聖書の配布であった。彼女の反撃で聖書配布を止めることができたかどうか、が問題だ。ミアーズは、アメリカでは本を発禁本にされ、出版社から総スカンを食ってしまい、晩年は寂しいものだったという。その彼女の仇を討つつもりで書いた作品である。
発行元は猫乃電子出版でURLは


http://binb-store.com/index.php?main_page=product_info&products_id=17104

となります。どうぞアクセスしてご覧ください。

文豪の月     

挿絵画家高木清の数奇な人生。文豪菊池寛に出逢ったのは昭和九年。挿絵画家志望の高木清は、菊池寛を文藝春秋のビルの前で待っていた。描いた挿絵を見てもらうためにひたすら待った。ある日運良く文豪に会うことができた。すぐには認められなかったが、四年後文豪の小説の挿絵でデビュー。周囲は突然の新人のデビューに驚く。高木の将棋の腕を知った文豪は以来将棋の対戦相手として高木を認め、彼は挿絵の仕事と、将棋の腕でまたたく間に出世して行く。しかし妻を娶り子供が三人になる頃に戦争が起こり、出征した。ところが召集された部隊では有名人ということで、初年兵の訓練もなく優遇される。だが、彼がそこに配属されたのは、大きな意味があった。上官がやってきて潜水艦の見取り図や軍艦大和の全景を描く仕事が次々にもたらされる。戦後すぐ除隊して文豪の元に帰ってきた彼は以前と同じ挿絵の仕事を続ける。すでに花形挿絵画家であった。まもなく文豪との別れがあり、師匠を失った痛手をどう埋めたらよいか、と夫婦ともども悲哀の日々を過ごす。高木清の人生を自ら語ってもらった著者は自叙伝と題するノートを手渡されていた。広島の呉市で原爆をその眼で目撃した主人公の思いを綴った愛の物語。
販売元
ボイジャーならびに猫乃電子出版
URL

https://romancer.voyager.co.jp/ext/wp_read.php?post=7198&cid=1_7198_08032015102144&mode=v&a=step21
 

『蚕の旅 ナポレオン三世と家茂』(文藝春秋企画出版部)

蚕の旅
「ナポレオン三世と十四代将軍徳川家茂の間に外交関係が存在した」

一九八五年に日仏外交史研究家のクリスチャン・ポラック氏がパリの外交史料館で徳川家茂が、ナポレオン三世に宛てた親書を発見。これで真の日仏外交史が歴史の中に埋もれていたことが判明しました。(親書の日付は慶応元年、一八六五年)この歴史の真実が「蚕の旅 ナポレオン三世と家茂」(文藝春秋発行)に語り尽くされております。
 

当時フランスは日本から蚕と絹を輸入することにより蚕全滅の危機を克服し、絹産業が再興されました。フランスが当時の日本から輸入した額は、一八六四年には生糸だけで、一八五、五七八フラン、蚕は二八、一八五フランに上り、それが一八六七年には生糸が一一、九一三、六〇七フラン、蚕が七、一六三、五五七フランと初期の六十倍にも上ったのです。

これらの良質の日本の蚕と絹により、フランスは良質の絹製品を生み出し、絹の上着、絹のロングドレスなどの輸出製品が続々と生み出されました。世界的にパリがファッションの中心地と言われる基因になったのは日本の蚕と生糸にあったということになります。


驚くべきことに127年間真実は知られることなく、歴史の中に埋没しておりました。なぜ隠されたのか?なぜそこまで秘密にしたのか?そしてその秘密のために、家茂は一体どうなったのであろうか?今明らかになるのは、明治政府は家茂が築いた日仏外交の土台をそのまま利用し、政権を継続しただけであり、明治が順調に発展した最大の原因は家茂の力にあるといえます。それを隠したのは世界の歴代の新しい統治者が前統治者の時代の歴史を無視しなければ、新政権を維持できなかった多くの例にあります。歴史は隠されても、極秘にされたとしてしてもいつの日か露呈するもの。家茂が隠したかった本当の理由は、自身が目的とした日本の近代化を妨げられずに、完遂させたかったこと、ではないかと推測されます。徳川家茂が日本の未来の発展を祈りながら日仏外交に乗り出したのは確かであります。残念なことに幕府崩壊後、数々の戦争を余儀なくされました。だが現代の日本の多くの発展の基礎が家茂によって築かれていたことは否定できません。これからは明治政府によって隠されてきた歴史を理解し、日仏外交史の成果を多くの人々に語りつがれることを期待します。


「蚕の旅 ナポレオン三世と家茂」の巻末にナポレオン三世に宛てた家茂の親書全文(仏訳版)が掲載されておりますのでご覧くださるようにお願いいたします。

「蚕の旅 ナポレオン三世と家茂」をご購入希望の方はお問い合わせフォームで、ご住所、お名前、お電話番号をご記入の上お申込みください。 直接ご注文の方には
千五百円で 署名入りでお送りいたします。                 


『カション幕末を走る』(文藝春秋企画出版部)

幕末、開国間もない日本に宣教師として来日したメルメ・ド・カションは、布教とフランス語教授をしつつ、日本文化に魅せられていく。そんな折、料亭亭主・ 桑野清兵衛の姪お梶と出会い夫婦となる。カションは本国フランスのことはもとより日本のために、語学伝習所の開設、製鉄所の建設を幕閣とともに押し進めて いく。世界の荒波に乗り出した幕末日本、その外交の裏側を描きつつ、お梶とカション、2人の愛と生き様を綴った異色作。
この本のご購入は問い合わせのメールでお申込みください。


『永子、大きく振りかぶれ』(講談社)

剣道の試合は終わり優勝を決めた選手は、面、小手のまま、永子に走りよる。場内の視線は、この先輩、後輩に集中する。後輩は涙をこらえ、深く礼をして言う。「今日は本当にありがとうございました」人間の心の美しさとスポーツ根性をうたいあげるノンフィクション・ノベル。子供を育てる悩みや様々なプレッシャーを抱いている方に、この本は大いに指針を示してくれるはず。


『永子、大きく振りかぶれ』はコチラ

『笑い水の日記』(光風社出版)

今日はひどい目にあった。エレベーターで笑い水に襲われたのだ。主人も警察も信じはしないが、恐愕すべき事実なのだ。笑い水、それは、傲慢で欲望を肥大させた人類への警告と復讐、または寓話かパロディーか。女の感覚が乱反射する、気鋭書下ろし、仰天の異色小説。エンタテインメント小説大賞、受賞後の初期作品。ストレスを上手に発散できる痛快なコメディ。


『笑い水の日記』はコチラ

『上海刺青人形』

上海阿片の館の遊女であった恵珠は娘清珠と幼い頃生き別れ、再会する決め手は足の裏の刺青。その刺青を求めて歓楽の街を彷徨する恵珠。何故娘の足の裏に刺青を入れたのか?それは、幼児誘拐の多かった遊郭の界隈で暮らす恵珠の知恵であった。もし万が一娘がさらわれた後、再会の機会が訪れるかもしれない。そのための目印として刺青を生まれたばかりの娘の足の裏に入れた。母親の前に足の裏に刺青のある少女が二人も現れ、待ち望んだ再会は次第に悲哀の色に染まって行く。

電子本『上海刺青人形』はコチラ

『ヴァージンな男たち』

現代の男性は女性よりも世の風潮に柔軟性が低いし、器用ではない。男性が女性よりも傷つきやすく、挫折に弱い。逆に男女平等とはいえ、男女差で苦労し辛酸なめてきた女性は意外に挫折に強くなっていた。
男は男女差で苦労しなかった分意外に成長していないそのような落差を、愛情を含んだ視点で描 いたコメディ。周りの男性を魅了して、さらに美しくなってゆく美砂に魅かれる男たち。夫のいない間に二人の男をものにして、次第に妖艶さも凄みも加速する美砂。家出していた美砂の夫は愛人が妊娠したと告げる。美砂はいかに回答するか?
電子本「ヴァージンな男」はコチラ

ボクの水

元夫がアルコール依存症で、そのことを最初は全く気付くことはなかった。
  ある日「ボクのことを小説に書いて」と懇願され、酒で疲弊しきった彼の顔を茫然と眺めたことを思いだす。内心、可哀想で書けない、と書くことは考えてはい なかったが、彼が亡くなり、救えなかった思いが残り身を苛んだ。小説の中では「生きている」と描いた。作品はフィクションとノンフィクションが半々で、驚 くべき真実があるが、すべて描けたわけではない。

電子本「ボクの水」はコチラ