高杜 一榮の世界

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高杜 一榮の世界 ≫ 高杜一榮のモノローグ

モノローグ

20161217土曜日

先日産経に、ある殺人事件の被害者が絶対死刑すべきだ、と載っていた。それを読みもし自分の娘がいたと仮定して、幼くして誘拐され殺されたと想像して見た。その犯人の死刑を望むだろうか、と自問した。だが、自分の幼き娘が殺されて、犯人の死刑を望めば、それは復讐だけでしかない。法律として重要なのは、その犯罪者が生きて人生を終わるまで犯罪に手を染めない人間に生まれ変わること。本来の判決の目的は、それ以外のなにものでもない。言ってみれば死刑を望むのは、相手を殺害したいという意志の表れであり、純粋な復讐になる。死刑を認めないわけでもなく、死刑に賛成するわけではない。ある犯罪について何がなんでも死刑と主張するのは、復讐であり、それは法的には犯罪の一部に成り代わる。犯人への死刑の希望はすでに復讐という犯罪になる。そうとしか思えない。犯人への憎しみを、もっと健康的に育てるのは法律の責任でもあり、また法律には、犯罪者被害者双方の教育が必要ということになる。だがこの意見は犯罪被害者側には残酷で無慈悲かもしれない。この世はまだ犯罪被害者の立場にはまだ適切な判決が適用されていない。死刑が存在しても被害者の感情を慰撫し完璧に被害者が納得する判決がない発展途上の法律ともいえる。そのうち被害者が再生でき納得する完璧な判決が出てくる時代がありえるのではないだろうか。しかし、犯罪者被害者双方が納得する判決というものがあるのだろうか?もしあるとすれば、認めたくはないが、それは宗教が媒介するものかも知れない。
 
2016年12月17日 02:26 |コメント|

20161213火曜日

韓国の大統領の事件があってから、韓国の話題が多くなっているが、最近思い出したことがある。韓国語を個人教授して貰っていた数十年前のことだが、その先生が韓国人と日本人の違いを話してくれた。「韓国ではね、金持ちや高い地位にある人ほどそっくり返っていて、日本人とは全く違うのよ」と言われた。少しでも高い地位にある人は、丁寧に挨拶などはせず相手との差を明らかに示したがるというのだ。「日本には、実るほど頭を垂れる稲穂かな、という言葉があるでしょう?頭脳が優れている人ほど頭を下げることに抵抗しない、と聞いていますよ」と告げられた。確かに高学歴や社会的地位の高い人で、腰の低い日本人が確かに多い。これで何をどう判断するべきなのか、は不明だが単純に言えることは物事の落着は引いて静観できる人間が多い少ないの差が及ぼすといえる。つまり謙譲の美徳や相手を尊重する人々が多ければ物事は複雑に捩れないと思える。何故韓国で現在騒動が起きているのか?それはこの「実るほど頭を垂れる」慣習がない点にこの騒動の核心があるのではないだろうか?物事はそう簡単に判断はできないが、日本の人間関係の美意識も参考にしてもらえたら、と願うことは僭越でしょうか?
 
ところで年賀状を書く時期になると、思うのだが最近印刷ばかりの年賀状が多くなった。宛名の部分もプリントで、手書きの部分がひとつもないという年賀状も多い。あれは意味の深い年賀状というよりもむしろ中身が空白のギフトと同じではないのか?忙しいなら書かなければまし、と思うが自身も同じことにやり兼ねないので非難できない。年賀状は意味の深い慣習だから、無意味にならないように気をつけたい。
2016年12月13日 10:13 |コメント|

20161209金曜日

朝血圧を計ったら、111とか出ておかしいと思い、やり直したら174になり、突如として高くなった。あまりにもおかしいので血圧計のせいだと思い、記録するのをやめた。人間の行為は時にはおかしいことばかりの連続。わたし時に不思議な体験ばかりする。ところで最近近所の女性が「もうこんなに長生きしちゃってイヤ、もう早く死にたい」とかなり贅沢な悩みを口走る。それも毎朝出逢う度に口走る。彼女の言葉に慣れているのだが、それを聞く度に自身もいつかこうなると思い、暗澹たる思い。もしそうなったらこう言おうと、思い考えた。「昔長生きしちゃってもうイヤっ、と言っていた老女がいたけど同じ年になってみると、イヤというよりも、まだ生きていて良いのかどうか、気になる。お邪魔ではありませんか?」と言うかも知れない。すると相手は「そんなええ格好しいのこと言って、お邪魔承知で生きているんでしょ?」と言いそう。図星。ところで、最近気になるのがテレビのドラマ。単純に恐怖や不安をもたらすドラマが比較的多いのはどうなのか?もっと明るく元気になるドラマってないのか?もしかしたら視聴者はマゾの傾向があるのか?そうかも知れない。怖いこと不安なことを嫌いなくせにそういう物を見たがる傾向があるのは、深層に相当地獄を味わいたいとの欲求が潜んでいるのかも。わたしはそういう類のドラマが嫌いなので、ひたすらホラー物を敬遠している。更にホラだけは吹かないようにしている
2016年12月09日 10:38 |コメント|

20161203土曜日

最近あるところでタブレットなるものをただでくれたのは、良いけれど使い方が判らなくて何回も尋ねて時間の無駄を重ねている。こういう文明の利器という得体のしれないものを渡されてそのまま貰ってくるのは本当に愚か。だがこういうどうでもいいことに抵抗してもしょうがないので受身になったままタブレットを持って街の中を呆然と徘徊するしかなくなりそうであった。とにかくボーっと生きているのが身上であったのだが、ボーッとしているとろくな事にはならないことにようやく気付いた。

ところで五輪の費用について森健氏が産経に載せていた記事が面白かった。東京五輪費用と題する彼の調査では、五輪のとてつもない金額が浮上した最大の原因は一に責任を持つポストが不在であること。第二に「職員の昔ながらの体質」第三に主体が特殊法人だが、その実体はAMAKUDARIにポストを与えていた団体そのものだそうだ。そしてその全体を動かしているのは想像にお任せします、という空気だけ。「想像してください」と最後は結ばれていた。日本ってどういう国なのか?果たして日本人は清く正しいのか、どうなのか?不思議の国と言われ続けているがその形容詞に摩訶が付くのかどうか?摩訶不思議国?AMAKUDARIとは英語で形容すれば
appointed upon recommendation of high quartersということになるらしい。日本にはこれらの種類が莫大にいると聞いた。 昔これに憤慨し、撲滅運動をしたいと思っていたけど、どうもその野心も掻き消え今日に至っている。しかし職員の体質というのは、理解できる。彼らは普通のサラリーマンのように雨嵐にもめげずに初心を忘れず突き進む情熱をまったくもったことのない人種だと思えていたから、ありえる話だが、小池都知事にその御殿の清掃はお気の毒と言いたい。理由は、清掃は一人ではできないから。どこでも清掃は一人ではやれないことになっている。
2016年12月03日 15:02 |コメント|

20161129火曜日

最近こどもの体力が極めて弱くなっているという結果が出ているという。簡単な運動でも骨折したり、挫いた入り。勉強だけに集中させていた学校や家庭のバランス感覚欠如の教育方針のせいではないのか。外で子供が遊んでいると「ちゃんと勉強しなさい」と声を荒げて子供を机の前に座らせ続けた。その結果が積もり積もってこういう恐ろしい現実となって浮上したのか?誰のせいでもない。いつも野原や運動場で駆け回って遊び呆けている子を持つ親はこういう場合はさほど不安感は抱かない。単純に先生が「本を閉じなさい。運動場に出なさい」と生徒に声を掛け、一周するだけで良い場合もある。または家で運動をしなさいというのも良い。だがその子が親になりその孫が親になる時代に脆弱な血を連綿と続けるしかなくなることもある。その負の連鎖を自分の時代で止めるか止めないかは各人の選択次第だ。血の脆弱化をきっちり止めることができるかどうか、は考え方次第。肉体が丈夫で頭が軽いか、肉体が脆弱で頭が冴え渡るのが良いか。どちらが良いと判断できない。「筆圧が弱い子」「紐を結べない子」が多くなっていると言う現実。どうなる日本の子供たち。誰がこの問題を解決するのか?やはり母親たちが立ち上がるしかないのでは?これは自身の身体の問題と同じレベル、つまり自身の検診と同じ重要度で考えねばならない。気が付いた方々はすでに何か実行に移しているでしょう。未来の日本に心身共に健康な子供たちが溢れていることを期待したい。
2016年11月29日 10:26 |コメント|

20161125金曜日

最近魚を原料に、身体に優しい強力な医療用接着剤をつくることに成功したという。茨城の物質・材料研究機構の田口哲志氏が開発中だ。原料は北海道のかまぼこ工場の廃棄物のスケトウダラの皮。それから抽出したゼラチンに油に溶ける成分を少し加えただけ。これで身体に染みこみやすく強度も増すのだという。このゼラチンと硬化剤を注射器で噴霧すると、血管の縫合や肺の穴などをふさぐのに使えるという。豚の血管を塞ぐ実験では、タラを使った接着剤が高い血圧に耐える結果が出ているという。物材機構は2018年頃に臨床試験を予定している。田口氏は「手術で十針縫うところを五針減らして、接着剤で止めることができれば」と製品化を目指すと言う。医療の世界は次第にその進化を加速させつつある。それは新しい世界の扉へと誘導しているらしい。
2016年11月25日 21:17 |コメント|

20161124木曜日

 テレビを観ていたら観葉植物の盗難があるという。ハオルシアという名の植物で愛好家には最近では注目されているらしい。そのハオルシアの盗難事件が多数発生しているのだそうだ。一鉢400万500万はするというのだ。中国富裕層に大人気だという。日本のハオルシアが優れているというので、大人気になっている。盗難の犯人はすべて中国人だというので納得した、というよりむしろ「またか」という印象。何故か響きは良くないが金に繋がることに貪欲、無節操または優雅とはかけ離れた無粋と思える。こういう方々が日本にはたくさん出入りし、なおかつ土地を買い、住んで中国人のあの胡麻油臭い空気を醸し出すのだろうと諦観が起きている。どうにかならないか、と誰も書かないしなおかつ黙認した方が良いと見ているらしい。良く考えれば日本人の中には、かつては中国から来て帰化した人も多い。純粋ではない日本人が多くなるということだ。だから最後は混じって自分たちも慣れ親しむしかない。かつてフランスパリでブランド物を買い込んだ日本人たちがいたが、あの時点でフランス人は「日本人なんて」と非常に侮辱した空気を抱いていただろう。今度は日本人が当時のフランス人の立場になって、日本の空気を変える人々が蔓延するのを見る立場になっている。何があっても黙認すべき時代に入ったのか?反感を持つよりも、空気に慣れる方が楽なのかも知れない。例えば煙草の匂いで満ち溢れた部屋で「煙草を喫うしかない」と覚悟をするかのように。
 
ところで最近一歳児が誤って川の落ち、心肺停止と言う類のニュースが度々あるのだが何故そういう事故が起こるのか?親はその時何をしていたのか?一歳児がヨチヨチ歩いているのを黙って見ていたのか?最近の傾向を見ると、父母が楽観視していて事故を起こしているのが目立つ。何故背中に背負っていなかったのか?危ないのを見ていても、児が歩くのを止めなかったのか?不思議と事故を起こして大切な子を亡くす親が結構いるのが信じられない。おそらく神様は助けてくれる筈などの妙な依頼心があるのかもしれない。親は子供から眼を放してはいけない。子が重要で大切であるにも関わらず、そのように扱っていないのを自覚していない。不思議と神様が守ってくださる筈という無意識の発想があるようだ。子は誰も守ってくれない。神様だとていちいち神経立ててあなたの子を四六時中見て入られない。あなたの子を守れるのは父母だけしかないのだから。
 
2016年11月24日 18:44 |コメント|

20161120日曜日

アメリカの大統領がトランプ氏に決まった。来年一月に就任式があるという。トランプ氏が「アメリカを再度強くしたい、昔のように強いアメリカに」と思っておられるようだ。頼もしいが、皆これから戦争が起こるかもしれない、と脅えている人もいる。アメリカがそうなら日本はどうするのだ?とはいえ何も日本がアメリカのように強くなろうとしても無理。それに今までアメリカの庇護の下に暮らしていたので、その性癖はすぐには治らない。今までと同じように、おんぶにだっこで行きたい。そう思っても無理だろう。ただ新しいことに挑戦することには秀でている(と思う)。なおかつ他国を牽引する力もある。短所は時間を掛けて何か大事業をやるというのは、やや劣るかもしれない。というわけで、日本人はどうすれば良いか?他国と協力し、新しいことを協同で完成するというプロジェクトを次々と飛ばせばかなり大きな仕事を手掛けることも可能だ。というわけで提案がある。オリンピックを開く時に他国にも協力してもらうプロジェクトを創る。ロボットと一緒に創る大きなオブジエ。列車を使って描く地上絵(列車の車輪に絵具を塗り走らせ画像を作る)。飛行機を使い機上から絵具を落として巨大地上絵を描く。様々にアイディアが出てくるは筈。オリンピック的に壮大なプロジェクトを建てるのはやればできる。日本は日本らしく質実剛健、堅実な方向で真面目にやるしかない。無理してできないことに挑戦しないで、日本らしくやれば良い。
2016年11月20日 16:19 |コメント|

20161113日曜日

大統領がトランプ氏に決まった。キャンペーンの言葉は強いアメリカとのこと。しかしヴェトナム戦争時代のアメリカってわけではないでしょう。「強くても、冷静で戦を簡単に始めないアメリカ」と訂正していただきたい。ともあれおめでとう。クリントン氏に決まれば良いと思っていたので、あれよあれよとトランプ氏になって、愕然。内心それで良いのかアメリカ?と言いたくなってしまった。しかしアメリカ国民の声を反映したのだから、それはそれで良いけども、テレビを観ていたら、トランプ氏に決まった途端泣いていた女性もいた。それに反対デモが起きたという。女性蔑視発言などでアメリカの女性たちはガックリ来ているのではないか。これからどのような方向になるか、見ているしかない。かつての古いアメリカになってゆくなら、改革もやや異なるのでしょう。女性が幸せになる改革を希望する。なぜクリントン氏を応援していたかといえば、アメリカが女性の大統領なら日本も首相に女性が就任するという快挙も期待できそうだと思ったから。しかし諦めるのは早い。これからに希望を持つことにしたい。大統領が決まって「大統領疲労」というわけ。強いアメリカって銃を片手にさすらうどこかの映画のヒーローみたいな印象があるけど、そういうお手軽ではなく、重厚なものを目指していただきたい。そして銃規制をやはりやり遂げて欲しい。
 
2016年11月13日 21:02 |コメント|

20161108火曜日

先日の産経に、ニューヨーク近代美術館で日本の絵文字が収集品に加えられることになった、という記事が載っていた。絵文字には一般的に使用されているアイコンもすべて含まれているらしい。しかしこれは美術でも芸術でもない、ただの文字の一種なので収集品というと、何故か仰々しい。だがこうして細やかにピンセットで抓むがごとく、取り上げて記録するのは大変重要なことといえる。流行している言葉もいつかは消えてしまう。パソコンや携帯やWEB上の記号がどんどん出てはいつかは消えて行く。美術館などの公的機関がこうした繊細な仕事を続けない限り誰も細やかに記録をしないだろう。どれが重要なことか、見極めるのは難しいが、人間が取り上げて繊細に保存する行為は継続すべきだと思える。すべての宝物は誰かが「これは素晴らしい」と価値を判断しない限り、消えて行く儚さを持つ。幻も美しい月も誰かが「綺麗!」と言ってあげなければそこに在ることに、誰も気付かない。最初は絵文字をそれほど便利なものと思えなかったが、今では巷に莫大に氾濫している。それが美術館に収まるというのは、絵文字を作った人々も喜んでいるはずだ。これからもっと面白いぶっ飛んだ絵文字がドンドンでてくるような気がする。
 
2016年11月08日 17:22 |コメント|